久留米大学医学部脳神経外科の施設紹介

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施設紹介

脳神経外科外来(総合診療棟2F)

脳神経外科外来(総合診療棟2F)

脳神経外科は、中枢神経系に発生する腫瘍、脳動脈瘤や脳動静脈奇形など手術加療が必要な脳血管障害、脊椎・脊髄疾患、機能的疾患などの脳神経脊髄疾患系外科部門を担当する診療科です。当科では筑後地区を中心に福岡県南部、佐賀県東部、大分県西部を主な医療圏として、九州ではもとより国内でもトップクラスの手術症例数を誇ります。特に脳血管障害(血管外科・血管内治療)、脳腫瘍の治療に関しては他大学から紹介を頂くことも多く、県外からも多くの患者さんが来院されています。また、下垂体疾患、水頭症、脊髄疾患においては積極的に神経内視鏡手術も取り入れ、低侵襲で最先端の治療を提供しております。

外来ではそのような疾患でお悩みの方のセカンドオピニオンも含め、エビデンスやガイドラインなどコンセンサスの得られた治療適応基準に基づいて、出来る限り詳しく説明し、患者さんに納得いただける丁寧な診療を心がけております。疾患の状態に応じて外来もしくは入院での検査を追加し、手術計画をたてるようにしております。脳神経領域の治療では麻痺などの後遺症を心配されることも多いと思われますが、ネッククリッピング術や腫瘍摘出術、脊椎脊髄手術では術中モニタリングを駆使して、術後の機能温存にも心がけております。

また、脳梗塞や脳出血などの脳卒中や重症頭部外傷などの救急疾患に対しては、併設する高度救命救急センター(ドクターヘリも常備)にスタッフが常駐し、24時間体制で随時患者さんを受け付けております。

外来医長:折戸公彦
副外来医長:竹重暢之

脳神経外科病棟(総合診療棟8F)

脳神経外科病棟(総合診療棟8F)

脳神経外科病棟は総合診療棟8階にあり、44病床を有していますが、当科の特徴として重症例や急患が多いため、状況により他の病棟も使用しています。それぞれの患者さんについて、各専門分野を分担する指導医と病棟担当医とでチームを組んで診療に携わっています。

全体での症例検討会を毎朝設け、関係する他診療科との合同症例検討会も頻繁に行っています。24時間体制で医師が常駐しており、週2回の教授回診や週1回の准教授回診を含む病棟回診を毎日行い、患者さんの状態に気を配っております。

病棟医長:中島慎治
副病棟医長:山本真文

高度救命救急センター

高度救命救急センター

久留米大学高度救命救急センターは、昭和56年に開設された大学病院併設型の三次救急医療施設です。平成2年からはドクターカーの運用、そして平成14年からはドクターヘリ導入施設として運航を開始しました。現在では年間400件以上のドクターヘリ要請があり、重症多発外傷患者を始めとした重篤な救急患者に対して、早期の治療開始が可能となり、救命率の向上と後遺症の軽減に貢献しています。平成19年4月には九州で唯一の高度救命救急センターとして認定され、より充実した診療を行っています。救急専門医、集中治療専門医、循環器専門医、脳神経外科専門医、内科専門医、外科専門医のスタッフが集まり、責任ある救急診療と研修医指導を行っています。地域の皆様により良い医療を提供し一人でも多く救命できるようスタッフ一丸となって努力、邁進しております。

•第三次救急患者の受入と初療
•重症救急患者の救命救急医療および集中治療
•筑後・佐賀広域医療圏ならびに県下の救急医療体制構築の支援
•広範囲熱傷、指肢切断、急性薬物中毒などの特殊疾患の専門的治療

チーフ:吉富宗健
スタッフ:竹内靖治、藤森香奈、伊東夏子

検査部門

検査部門

注意事項
※当院では外来ではCT、MRI、核医学検査が可能です。
   それぞれ予約が必要であり、
   頭部単純CT以外の検査は初診日には行えません。
※脳血管撮影、脊髄造影は入院での検査になります。

CT

当院では最新のmulti slice CTをはじめとして4台のCTが稼働しており、
2次元のaxial画像のみでなく、volume dataの評価が可能です。

MRI

水や脂肪等の水素元素を含む臓器の断面を強い磁場とラジオ波と呼ばれる電波を使い画像化するもので、CT検査と違い被爆のない検査です。

当院では強い磁場(3T)を使うことのできる最新の機種を備えており、用途に合わせた検査が可能です。強い磁場を使う為、心臓にペースメーカーを植え込んだ人や以前に脳動脈瘤のclipping術(最近の手術では磁場に関係しないclipを使用します)を受けた方では検査ができません。また、刺青のある方や妊娠3カ月までの妊婦の方は検査を控えるようにしていただいています。

検査費用は検査方法等で若干異なりますが、3割負担の方で4000~6000円程度になります。

核医学検査

SPECT
当院では3台のSPECT装置が稼働しており、脳外科領域では脳血流の分布を調べる脳血流シンチグラフィを主に行っております。


PET
最新型の高感度PET(ALLEGRO)が導入されており、外来において頭部および全身の腫瘍の検索を行う事が可能です。


脳血管撮影

カテーテルと呼ばれる細い管を血管の中に入れて、その先端から造影剤と言われる薬剤を注入しながらX線での撮影を行うものです。詳細な血管の検査が可能で、3次元での画像評価が可能です。 脳動脈瘤、脳腫瘍、内頸動脈狭窄症等様々な疾患に対し行います。検査は手術室と同様に清潔となった医師が行い、数日間の入院にて行っております。


脊髄造影

検査室にて細い針で背中から硬膜内に造影剤と言われる薬剤を注入してX線撮影をするものです。脊柱管内の神経組織の圧迫や狭窄の位置を評価するために行います。 数日の入院にて行っております。

手術部門

中央手術部に18室ある手術室のうち、脳神経外科では2部屋を専有しそれぞれに手術用顕微鏡を常備しています。術中脳波検査を含む種々の電気生理学的モニタリングや術中血管造影、超音波診断装置、ナビゲーションシステムなど、あらゆる設備を駆使し安全かつ効果的な手術を追求しています。また重傷頭部外傷などの緊急手術例に対しては、高度救命救急センター内処置室でも手術を行えるように準備を整えています。

手術部門

研究室

研究室

現在、3名が大学院生として基礎研究を行っています。
それぞれ基礎医学教室で脳腫瘍、脳梗塞に関しての研究に携わっており、臨床現場とは違った研究の魅力を感じています。血管新生や脳梗塞慢性期における細胞の動態、脳腫瘍の特異的な性質など様々な研究を行っています。そして将来、臨床において役に立つことに想いを馳せながら組織を観察しています。
動物実験やDataの解析などは難しいところもありますが、結果をありのままに受け取る姿勢やそこから新しい展開を考える事は基礎研究ならではのものと思います。研究は一人の成果で途絶えることなく、次の研究者に引き継ぎ、継続することが理想的ですのでこれからも発展性のあるテーマを中心に励んでいきたいと考えております。

研究員:野口慶、小牧哲、三好淳子

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